Book cafe📗マリーゴールド

本好きな私の読書記録、時々カフェ☕

📗『舟を編む』三浦しをん

 

辞書に賭ける15年の月日の重みに感動!

なんとなく固くて難しいお話かと思ってましたが、辞書作りに携る人たちの人間味溢れる物語でした。

『大渡海』という辞書の海を渡る舟を編む、15年間の足跡。15年‥なんて地道で時間がかかる仕事なんでしょう!

辞書編集部に引き抜かれた馬締(まじめ)は変わり者だか憎めなくて個性的。趣味は「エスカレーターに乗る人々を見ること」理由がまた面白くて笑ってしまいます😁

定年間近のベテラン編集者。

日本語研究に文字通り命をかける学者。

とにかくノリが軽い同僚。

キラキラの女性雑誌編集部から異動してきた後輩。

そして馬締が恋する女性🙂

途方にくれそうな辞書作りの過程は、「なるほど〜」と、「えっこんなことも?!」の繰り返しです。

また、いつも使っている言葉についても考えさせられます。

「恋愛」の定義とは?「男」とは?「女」とは? うーん言葉で説明するって難しい🤫

『なにかを生みだすためには言葉がいる』

物語の途中に書かれたこの文に感慨深くなります。言葉は、人を傷つけることも幸せにすることもできる。何か考える時も言葉を使う。

この本を読み終わってすぐに思ったことは、辞書を買わなくちゃ!でした📗

 (☆おやつ☆クリームソーダグミ)