📗『終末のフール』 伊坂幸太郎
あと3年、生きて何をする?
8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡する、と言われてから5年が過ぎたころのお話。
どうせ死ぬんだから、と自暴自棄になった人たちはいなくなり、平和を取り戻しているかのように見える日々の中で、残ったあと3年をどのように生きていくのか?
少しずつつながった8編の物語は、生きる意味を様々な方向から考えさせてくれます。大切な人を失ってもなお、最後の日まで生きて行こうとする人達にしなやかさと強さを感じます🌎
赤ちゃんを産むべきかどうか悩む夫婦。
過去の出来事に復讐をしに行く兄弟。
レンタルビデオ屋さんを続ける男。
そしてこの状況が「すげえ、幸せ」だという男の話。彼には重病の子供がいて、未来を悲観していたのです。長く生きて行くことが辛い人にとっては、心配があと3年でいいとなると幸せに変わる皮肉も感じます。
悲しい出来事が続くのに悲壮感はあまりなく進んでいく物語に、もしかしたらこのまま世界は終わらないんじゃない?とも思えてくる😲
自分の生きる信念を考えるきかっけになります。
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