📗『星の子』 今村夏子
「信じる」とはー
今クローズアップされている‘’宗教2世”のお話。
出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、あやしい宗教にのめり込んでいった両親。高い水を買い、あやしい儀式を行い、どんどん貧乏になっていく。
でもそれを不幸に感じているわけではなく、両親の仲は良く、ちひろも環境を素直に受け入れている。
ただひとり、ちひろの姉のあーちゃんは、そんな家庭に疑問を持ち、家出をして戻らなくなってしまう😭
普通ではない家族と過ごすのか、そこから抜け出して1人でやっていくのか、どちらにしてもあーちゃんは孤独で辛い選択をしなくてはいけなかった。
不幸に気がつかない方が幸せということ?
そうではないと思いたい。
途中「ちひろが心配だから、両親と距離をおいてみたら」といとこの家族が助けようとしてくれたのだが、「私は大丈夫」と、救いの手を断ってしまう。
物語は家族3人のショットでおわっていて、その後どうなったかはわからない。
宗教に信じる当人はそれで幸せで満たされているのかもしれない。でもその子供の選択肢は‥?
ちひろの日常を書いたこの物語は、大きな問題提起をなげかけて終わっています。
何かを信じることは悪いことではないし、その方が楽に生きられるかもしれない。どこからが”問題行動”になるのか考えさせられます🤔
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